人間の知性は2000~6000年前がピークだった。
こんな論文を、米スタンフォード大学の教授が発表した。
知能の低くなった人間が淘汰されることが少なくなった?
スタンフォード大学の遺伝学者ジェラルド・クラブトリー教授が、
「人間の知性は2000~6000年前にピークを迎えており、その後人類の知的、感情的な能力は徐々に衰えている」
との研究結果を発表した。
論文は、米科学誌セルの関連誌「Trends in genetics」に掲載された。
それによると、人類は狩猟採集社会で生きてきた数千年前に、進化の99%が止まってしまったそうだ。
これは脳の大きさの変化から明らかだという。
そしてこれ以降、人類が都市に定住するようになってから今にいたるまで、知的・感情的能力がともに落ち続けていると主張した。
教授は理由をこう書いている。
人類の知性の形成には2000から5000という多数の遺伝子が関係し、それらは突然変異により、働きが低下する危険にさらされている。
狩猟社会では、知的・感情的な能力のある人間しか生き残れなかったが、歴史の中で農業や都市が発明され、命が脅かされるリスクが減った。
これにより、遺伝子の突然変異で知能の低くなった人間が自然淘汰されることが少なくなった。
その結果、人類の進化としての脳の拡大が止まり、知能が低下し続けているのだという。
これは、長い歴史の中での話ですが、
我々の身の回りでも同じような事が起こっていませんか?
特に治療技術など、周りと比べられることが少ないのがこの業界の常です。
先輩に下手くそと怒られることってありますか?
後輩の成長に怯えることってありますか?
こういった刺激がないような臨床では
段々考える能力や
患者を良くするということへの努力を怠るようになります。
技術への対価がない保険下では
今後もおそらくこういった退化は止まらず起こっていくでしょう。
抜け出すためには
日々考えることです。
目の前の事象に対して、
“なぜそうなったのか”
それを考えるだけでも予防になるのではないでしょうか?
P.S
我が子が里帰りから帰還し、1時間半置きに泣き声で起こされます。
日中頭が回らないことが多々あります。
考えるためには十分な睡眠も必要です。笑
コメント