from :近藤 いきなりですが質問です。 患者にこんなこと聞かれたことないですか? 「歩き方が悪いんかな?」 「姿勢が悪いんかな?」 「寝方が悪いんかな?」 こんな質問をしてくる患者に こんな返答してませんか? 「もっと背筋伸ばして歩きましょう」 「なるべくお腹に力入れて座りましょう」 「右を上にして寝ましょう」 こんなやりとりしてませんか? 私は訪問で働いてると、 病院の先生に言われたとか デイケアの療法士に言われてるとか けっこう患者からこういう質問をされることがあります。 逆に自分に置き換えて考えてみて下さい。 背筋の伸ばして、顔上げて、腕振って なんてことを考えながら歩いてみて下さい。 10歩と持ちませんよ? 座ってるときに"お腹に力入れてー"なんて 考えながらずっと座ってられますか? "右を上にして寝ましょう"なんて言われても 成人は一晩で20~40回寝返りを打ちます。 ましてや寝てる間なんて"無意識"です。 寝方なんて意識のしようがありません。 上記3例は全て『無意識』の動作や姿勢です。 それを意識するっていうのは健常人でも 容易なことではありません。 考えてみて下さい。 捻挫したときって、正常歩行できますか? できないですよね? これって、 歩き方が悪いから痛いんじゃなくて 痛いから歩き方が悪くなりますよね? 患者が 歩いて痛い 座ってたら痛い 寝て起きたら痛い って言うのは決してそれぞれのフォームの問題ではないはずです。 この問題に対して良い姿勢を意識しましょうは はっきり言ってナンセンスです。 その動作や姿勢ができない問題点をみつけ そこに対して治療することが我々の仕事です。 姿勢のせいにするのは、 自分が治療できないことを 患者のせいにしているということです。 問題点を見つけるためには、 ある程度の知識が必要です。 もちろん測定や検査には技術も必要です。 見つけた問題点を治療するためにも 知識と技術は必要です。 姿勢を正しましょうと言われた患者は みんな困っています。 意識できるならそうすると。 PT3研究会の"T3"は therapist 治療者 theory 理論 technique 技術 この3本柱を軸としています。 患者のせいにするのではなくて 真のtherapistになりませんか? P.S 勉強を始めるのに遅いはありません! 一人でも多くの患者を救えるように、一緒に頑張りましょう!! ▼勉強会に参加してみる▼
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