治療する前と後

from 近藤

皆さんどうもこんばんは。
実は今PT3研究会の副会長をしてる近藤です。

早いもので免許取得から
この4月で6年目になりました。

PT3研究会に至っては、
発足から今年で15年目を迎えます。

この節目の年に変革期を迎えており、
過去に無かった取り組みを色々と企画し
比較的忙しく毎日を過ごせています。

さて、いきなりですが…

皆さんは治療をする前と後に
意識していることはありますか?

そもそも、
PT/OTは治療者であることを
理解できていますか?

『効果判定』という言葉を臨床にいると
一度は耳にしたことがあると思います。

これって人によって捉え方が様々で
1週間スパンで見る人や
1ヶ月スパンで見る人
そもそも効果判定しない人

まぁ、色々おられるかと思います。

この効果判定をするタイミングって
いつが正解やと思いますか?

答えはこのブログの後半に書きます(笑)

そもそもPTとOTの目的は
基本的動作の改善と
応用的動作の改善です。

実際我々が患者と対峙する時は
動作の改善が目的となるため、

力がつきました
可動域が良くなりました

で、診るのではなく

その人が困っている動作が
改善しているのかどうかが重要です。

もちろん、
筋力や可動域が改善することも
重要なことですが、

極端な話、肩が上がらない患者の
足関節の可動域が変わったところで
その人にとってはなんの役にも立ちません。

必ず、向上した筋力とか可動域とかが
目的としてる動作とリンクしなげれば
意味がないということです。

そんなん分かってるわ!
当たり前やんけ!
て、思う人もいるかもしれませんが…

意外とこれができてない人が多いと感じます。

ここには養成校の1年生で習う
重要な知識が抜けていることが
原因ではないかと思います。

それが、、

『ホメオスタシス』

恒常性維持ともいいます。

人間には自然治癒力があります。

多くの療法士は、
この自然治癒力をすっ飛ばして
効果判定をしようとします。

すると、自分が関わったことで
その人が良くなったのか

はたまた、勝手に良くなったのか

これって見分けられないと思いませんか?

このホメオスタシスを理解していないと

自分の技量を過信することに繋がります。

効果の無い治療を
無意識にずっと続けているかもしれません。

ここで最初の問の正解を発表します。

正解は…『治療後すぐ』

これは、
前後の比較が大事だということでもあります。

例えば治療前に10m歩行を測り
タイムは15秒で
歩数は20歩要したとします

この患者に対して、
股関節伸展のROM-exを実施し

再度計測
タイムが13秒で
歩数が16歩になりました!

と、なると…
これは自然治癒ではなく
紛れもなく自分の治療効果だと分かるはずです。

この一治療、一測定検査を怠ると
いつまで経っても治療技術は向上しません。

キッキングした後に
マッサージをした後に
歩行訓練という名の散歩をした後に
動作がどうなったか見たことありますか?

おそらく患者にはなんの変化もないはずです。
(むしろ悪くなっていることも…)

物事には必ずアクションをすれば
リアクションがあります。

リアクションのないものを続けていても
絶対に目の前の患者は救えません。

『治療をする前と後』
明日から意識してみて下さい!!

P.S

第一子は女の子でしたー!

出会える日が待ち遠しいです(笑)

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